体外で受精させる

ピンク色の錠剤のシート

体外受精とは不妊治療の一種です。不妊とは避妊をしていないにも関わらず妊娠出来ない状態、もしくは妊娠を維持出来ない状態の事を言います。この不妊には様々な治療方法があります。代表的な方法としては、妊娠をしやすいタイミングを見計らって性行為を行なうタイミング法や、人工的に大量の精子を子宮内に注入する人工授精等があります。 体外受精は通常は体内で行なわれる受精を、体外で人工的に行うという方法になります。この方法はタイミング法や人工授精では妊娠が出来なかった場合や、卵管閉塞等の器質的な原因による不妊の場合に用いられます。 体外受精では患者である女性の卵子を使うので、卵子そのものの老化が直接的に影響します。そのため、45歳くらいより上の年齢になると妊娠しにくいという傾向があります。

体外受精の具体的な方法についてですが、この方法は体外で受精を行なうという方法になるので、最初に精子と卵子を採取する必要があります。まずは女性に薬物の投与を行なって、人工的に排卵を防いで卵胞を成長させます。卵胞が充分な大きさになったところで、排卵誘発剤で人工的に排卵を起こします。この段階で卵巣に針を刺して、卵子の採取をします。 次に実際に受精を行います。卵子の採取を行なったのと同じ日に、精子の採取も行ない、この二つをシャーレの中で受精させます。その後、数日間に渡って培養を行ない、状態の良い受精卵を子宮の中に戻します。 この時に戻す受精卵は基本的には1つだけです。ただ、戻す数が多いと妊娠が成功する可能性が高くなるので、複数の受精卵を子宮に戻す方法を用いる病院もあります。しかし、この方法は多胎妊娠を招く可能性があるので、くれぐれも注意が必要です。